劇場版 「鬼滅の刃」無限城編が7月18日から公開された!
今回は、「猗窩座」の鬼化し強くなった理由や「猗窩座」の名前を込められた意味など詳しくまとめてみました。
猗窩座が鬼化し強くなった理由とは…
猗窩座は人間時代、最愛の父の病気を治すために金品を奪う犯罪を繰り返しながら過酷な日々を必死で生き抜いていた。
しかし、父は息子に犯罪をさせてまで生きたくないと自殺してしまう。父を失った絶望の淵だったが、恩師と最愛の人を見つけた。
来年も再来年も、大切な人達と一緒に生きていきたいと願った過去の猗窩座の夢。
たが、卑劣な人間の手によって2人は毒殺されてしまう。
いつしか「強さ」だけを求める鬼化した猗窩座。
猗窩座の妄執へとかたちを変えていった。鬼になるとほとんどの者は記憶を欠損するが猗窩座は幸せだった日々を忘れても強くなることを願った。
猗窩座は自分の事を責め続けた。愛する人の身に悲劇が起こらぬ様に、事前に対処することは出来なかったのかと…。
鬼になった猗窩座は不条理な運命にあらがうことすら諦めて「(弱い者たちが)淘汰されるのは自然の摂理に他ならない」と言うようになる。
だが、炭治郎と戦う中で徐々に意識が戻り「自分が何を失ってきたか」に気づく。
最後は、自らの存在を否定し、自己破壊という形で終わりを迎える。
猗窩座の名前に込められた意味とは…
「猗窩座」と書いて「あかざ」と読む珍しい漢字の組み合わせ。この組み合わせには意味があった。
「猗窩座」の「猗」の文字を分解してみる。けものへんと「奇に」分けることがわかる。けものへんは元々「犬」を指している。つまり「猗」とは「変わった犬」という意味なる。
次は「窩」。あなぐらという意味。最後の「座」。座席というように座るころを指している。
これらを合わせると「猗窩座」は「あなぐらに座る変わった犬」という意味になる。
この名前は鬼舞辻無惨が付けた名前。
無惨が猗窩座と名前を付けた真意は「何も守ることができなかった役立たずの狛犬」という意味。この命名は無惨の残酷な性格をと如実に表し、部下に対しても容赦なく精神的な痛手を与える無惨の本質が現れている。
猗窩座の人間時代の名前は「狛治」。
狛治は神社の泊犬からネーミングされていると作中に語られている。
原作では狛治が大切な人達を守ることが出来なかった。
恩人の「素山慶蔵」とその娘の「恋雪」。2人は毒殺される話のサブタイトルが「役立たずの狛犬」とあり役の無力さを痛烈に表現されている。
「無限城編」では、そんな猗窩座の人間時代の記憶や想いが重要な鍵となっている。
猗窩座というキャラクターの名前の意味を知っておくと映画がより深く楽しむことができるはず。
まとめ
鬼滅の刃無限城編の主役の鬼は「猗窩座」。猗窩座の過去は悲しく、愛する人のために生き抜いた人生だった。
鬼舞辻無惨に出会ったことで「強さ」を求める鬼となった。
炭治郎との戦いで愛する人のために「自分が何を失ったのか」に気づく姿は優しい人間のように思う。
今回、初めて鬼滅の刃を観る方は鬼の過去にも注目して劇場に行かれると物語をより深く楽しめることが出来るのではないでしょうか!
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