止まらない少子化問題。今回は、若者世代が独身でいる理由や最近の「出会いの場」の情報をまとめてみました!
止まらない少子化
去年1年間に生まれた日本人の子どもの数は68万6000人あまり。前年より4万1000人あまり減少。統計を取り始めて以降初めて70万人を下回ったことが厚生労働省のまとめで分かった。
出生数が減少するのは9年連続、1899年に統計を取り始めて以降初めて70万人を下回った。
国立社会保障・人口問題研究所が一昨年発表した、将来の予測では、日本人の出生数が68万人になるのは2039年と推計している。だが、想定より15年ほど少子化が進行しているようだ。
また、1人の女性が産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率は去年1.15となり前年から0.05ポイント低下。これまでで最も低くなった。
日本人の出生率が初めて70万人を下回ったことについて厚生労働省は、「若い世代の減少や晩婚化・晩産化が原因にあると考える。急激な少子化に歯止めが掛からない危機的状況にある。今後も少子化対策に取り組んでいきたい。」としている
関東1都6県すべてで減少。出生率東京都は0.96と全国で唯一1を下回る…。
若い世代が独身でいる理由とは…
「適当な相手に巡り合わない」・「独身の自由さや気楽さを失いたくない」・「結婚する必要性をまだ感じない」など結婚に対する気持ちが向かないようだ。
かつては「見合い結婚」が主流で半数以上を占めていた。その後は、職場での出会いや友人の紹介など「恋愛結婚」が増加し1960年代に「見合い結婚」の割合を上回った。
「恋愛結婚」の割合は2010年の調査で88%とピークになった。しかし、その後は減少に転じ2021年の調査では74.8%となった。
近年はSNSやマッチングアプリなどのインターネットを利用して知り合うケースが増加。
さらに、「見合い結婚」の割合も2010年の調査で5.3%まで減ったが2021年の調査では9.8%と増加した。
最近の出会いは…
近年では出会いの場として、結婚相談所を選ぶ20代や30代の若者を中心に利用者が増えてきている。
今は職場での恋愛も減っているとみられ、30代になってから婚活を始めたけれど苦労している人の話を聞いて、早めに動かなくてはと意識する20だいも増えている。
各地の自治体も少子化対策の1つとして婚活を支援する動きが広がっている。
子ども家庭庁によると全国の47都道府県に少子化対策の実施状況を尋ねるたところ、41カ所で婚活イベントを実施。37カ所で結婚支援センターを運営していた。
愛知県は、2008年に県の事業として結婚支援センターを立ち上げ、イベントやお見合いを通じてこれまでに1611組が結婚している。出会いの選択肢を増やそうと10年前に全国の自治体に先駆け県が導入したのがAI=人口知能を活用したマッチングシステムだ。
ビッグデータの中からAIがその人に合いそうなより多くの相手を探し出してくれる。
マッチング以外にもセンターでは出会った男女が交際をうまく進められるようボランティアがフォローする。「おせっかい」も行なっているそうだ。
ボランティアはまず、男女が初めて出会うお見合いの席に同席。話題を提供したり場を和ませたり2人の距離を縮める。その後も2人と定期的に連絡し、それぞれの気持ちを確かめながら交際が順調に進むようなアドバイスを送ったりフォローする。
ボランティアの方は仲人さんのようで何か困ったことがあれば相談できるし安心感がある。
自治体の取り組みなので安心感があり登録する。
と言った声も聞かれた。
まとめ
出生率は前から言われてきた問題の1つ。現時点で15年も前倒しで少子化が進んでいる。
若い世代の減少や晩婚化・晩産化など要因はいつかあるが各地自治体で行っている「婚活支援」など利用して少しでも少子化対策になればと思った。
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